PHILOSOPHY

経営理念

わが社は、地域風土に合わせた
快適な住生活空間づくりのお手伝いと、
木材資源の有効活用で森林を守り、
社会の発展と地域環境に貢献します。

代表ご挨拶

代表取締役社長 増江 世圭

商社でもあり、メーカーでもあることが当社の強みです。

加賀木材のWebサイトにお越しいただき、誠にありがとうございます。

当社は明治33年から続く材木商です。最大の強みは、商社としてモノを流通させるだけではなく、地元の木材資源を有効に活用したオリジナル性の高い商品を作ることができる、いわゆるメーカー機能を持っていることです。具体例としては、石川県の県木でもあり、能登地方を中心に分布している「能登ヒバ」という木材を使って、住宅資材や日用雑貨などを開発していることや、「もえんげん®」(※金沢弁で「燃えませんよ」という意味)という不燃木材を生産しております。

不燃木材を製造するにあたっては、10年以上の歳月をかけて地元金沢工業大学と連携。他社ではできない自然塗料付「スギ集成不燃材」の開発に成功し、国交省の大臣認定という厳しい基準をクリアしております。これら不燃木材を安定供給するために、2016年春に自社工場を能登半島志賀町に新設し、量産体制を整えております。

考え方の根本は
「山への恩返し」という想い。

不燃木材を世に送り出したい。その根底には、当社が恩恵を受けている“木”の源である「山に恩返ししたい」という想いがあります。バブル崩壊後に起きた日本の林業の衰退と山の荒廃。その影響は、頻発する土砂災害や、鹿や猪を代表とする野生動物による農産物の被害の増加を見ても明らかです。「何とか、山を健全な状態にするために私たちでできることはないか」そう思いをめぐらせ、山に放置されていたスギの小径木や根曲材を使った不燃木材の開発に着手しました。

今後は不燃木材「もえんげん®」を金沢のみならず、全国の公共物件や建築物へ導入していただけるよう、認知を広め、それによって能登地方の雇用創出にも貢献できればと考えています。

木材の新たな可能性にチャレンジし、森と地域の豊かさに貢献します。

住宅資材とは別の分野の事業にも着手しています。ひとつは、能登地方のヒバ材に注目した一般消費者向けの商品です。能登ヒバの成分(ヒノキチオール)を活用したアロマオイル、シューキーパー、玩具など、普段の暮らしの中で森の豊かさを感じられる、木と親しむことができるような商品をお届けしてまいります。森と人が共生できるような社会を子から孫の代へ受け継ぐことができるよう、木に携わる一企業として使命感を持ち続けてチャレンジしてまいります。

品質管理

加賀木材は、木を育む山の環境に配慮し、自らの事業活動を通じて地域社会の持続的な発展に貢献したいと考えております。
高い品質の木材や製品を安心して使い続けていただくために、下記認証を取得しております。

日本の国土の面積の約3分の2は森林が占めています。
古来、森林は林業に従事する人々によって大切に守り育てられ、生態系の礎となってきました。しかし、昭和39年の輸入全面自由化以降、輸入木材に圧される形で国産木材の使用量が減少。そのため林業が後退し、人の手が入らないまま荒廃する森林が増え続けています。

豊かな森が失われていくことはすなわち、山崩れ等の災害に対する懸念だけでなく、環境が変わることによってそれを住処としていた固有の生物が絶滅の危機に瀕する等、生態系が崩れることにつながりかねません。そのためには、「適切な森林管理」(“Well-Managed”)が必要とされています。
加賀木材は適切に管理された森林から製材された木材を、加工・流通することで社会的責任を果たしていきたいと考えております。

グリーン購入法と合法木材供給の
事業者認定書を取得済み

加賀木材が取得しているのは、グリーン購入法と合法木材供給の事業者認定書です。

どちらも環境配慮型市場を拡大し、持続可能な社会づくりの推進につながっています。

消費者の方々が、これら認定事業者の製品を積極的に購入することで、責任ある森林管理を行なっている森林・林業経営者を支援することができるのです。そして、それが世界の森林保全へとつながっていきます。

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